『ボクのSEX&ROCK'N ROLL』

~序章~
 
ボクは失ってしまったモノをもう一度手に入れる為に旅に出たんだ。見知らぬ国で独りで探し物をする・・・・・冒険のようでとってもワクワクしたんだ。前日はなんだか眠れなかったよ。
 
 
~第1章~  『家庭』
 
目的地までは2時間の電車。4人で1ブロックみたいな席の作りなんだけど、日本人に囲まれた・・・・・家族連れだった。ボクはエキゾチックに・・・・・そしてミステリアスにサングラスをかけて謎の外人気取りだったんだけど・・・・「あ!すいません」の一言に思わず「すいません」と返してしまった・・・・悲しき日本人の習性。
なんだか「きゃっきゃ!」して楽しそうだ。両親はボクと同い歳ぐらいだろう・・・・こういう幸せのカタチもあったんだと、サングラス越しに見つめていました・・・・・そんな2時間のC国の車窓から。
 
子供はおもちゃで遊び、旦那は隣でそれに付き合う。奥さんはボクの隣で寝息をたてている・・・・いいオンナじゃねーか・・・・と思いながら、湧き上がる熱いパトスを抑えてボクも眠りについた。目を覚ませばそこは新世界なんだろう!
 
 
~第2章~  『New Hong Kong City』

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・・・・・着いた!NEW HONG KONG CITY!(バァァァァァァァァァン!)。
 
この街でボクはある店を探し、失ったモノをもう一度手に入れるという決意を胸にEXCHANGEしたのでした(JPN5万円!→HKD3800!)。使ってやるぜぇ・・・・5万円をコゼ二のごとく使ってやるぜぇ・・・・と威勢よく地下鉄乗り場に駆け出したんだ。
 
目的地に向かうキーワードは2つ『Central』『Prince's Building 』だ。・・・時間はあるんだ。必ず行き着いてみせる!『suica』みたいなカードを購入して改札を通る・・・・目的があるってのはいいコトだ。いかなる困難にも立ち向かえるだろう・・・・・目的を達成するまでは。
 
 
~第3章~  『Shine』
 
おそらく『Central』という駅で降りれば手がかりが見つかるかもしれない!ボクはそんな、期待を胸に地下鉄に乗り込んだ・・・・・・『Central』という駅に到着し駅周辺のMAPを確認して出口を上がるといきなり『Prince's Building』・・・・・しかも入ってすぐの1階に目的の店・・・・・・冒険は終わってしまった。
 
もうチョット迷子になったり、トラブルに巻き込まれたりを期待したのに・・・・あっけなく終了。まぁ、とにかく目的地には到着したワケだし、目的の失ったモノを再び手に入れた・・・・・CHROME HEARTSのダイヤのピアス。ブラックダイヤってのと迷ったケド、やっぱしダイヤってのは輝きが必要かと・・・・・ダイヤの輝きはすなわち、生命の輝きなワケで・・・・つうコトで失ったモノと全く同じものを購入・・・・2900HKDだった・・・・・チョットだけ安く買えたんだ。
 
・・・・・・ただ思いのほか早く目的を達成してしまったので、この後の時間をどう過ごそうかと悩みながら、免税店で買った久々の『LUCK STRIKE』に火をつけて考えたんだ・・・・「そうだ!ランチにしよう!」
 
 
~第4章~  『雑蝕』
 
耳に・・・・そして生命に輝きを取り戻し、ボクは浮かれていた。なんつーか最強だったんだ・・・・強気で無敵で本気で素敵なワケです。・・・・まぁ、そんなワケで日本にいた時と同じぐらいのクソジャンキーな飯を喰らう為に・・・・・またボクは足を踏み出した。

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なんつーか、いろいろあるじゃん!パスタとかも当たり前のように喰えるし・・・・もうビーフンとか飽き飽きなのよね・・・・・・だってさー、31歳っていっても現代っ子なワケで・・・・普通喰わないじゃん?ビーフンとかって・・・・・いや・・・おいしいんだケドさ・・・・・・。
 
街の裏路を歩いているとカラダに悪そうなハンバーガー屋を発見したんだ。なんだかアメリカンなヤツもたくさんいるから、きっと雑な味なんだろう・・・と思い入店。気のイイおっちゃんがバカみたいなデカイハンバーガーを出してくれた。・・・・・・・うーん久々・・・・このジャンキーなカンジ・・・・・ぜってぇ太るし早死にするな・・・コレ喰ってたらって味だった。・・・・・そんなバカバーガーを喰いながら思いました・・・・・・・「なんか・・・日本に帰りてぇ・・・・・」。
 
 
~第5章~  『都市伝説』
 
時間もあるコトだし『New Hong Kong City』の街を冒険しようとボクは歩きまくった・・・・日本でもお馴染みのブランドの店たちがたくさん並んでる・・・・・・用がない。海賊版DVDの店を見つけDVDをあさるもイマイチ・・・・仮面ライダーV3はチョット欲しかったケド。
 
とにかく思いつきで行動して・・・・・・久々にHMVに行ってみたり、異常にキレイな金髪のねーちゃんをじーっと見たり、危なそうなエリアに行ってみたり・・・・・・まぁ、ショップ内のフィッティングで床に穴が開いて地下室に閉じ込められてダルマになって売られるような事件は起きなかった。コレって都市伝説?・・・・・・でも火のないトコの煙は・・・・・・・・・・・・。
 
・・・・・・ボクは完全に目的を見失った・・・・目的がないというコトは寂しいモノだ・・・・・困難に立ち向かう気力すら失ってしまう。 
 
 
~第6章~  『旅の終わりを告げるチャペル』
 
そろそろ帰る時間だ・・・・・・シンデレラは12時には魔法がきれてしまうから。旅の終わりとはあっけないモノだ・・・・・帰りの電車で通路を挟んだ隣席には若いカップル。人目も気にせずに濃厚なKissをしまくっている・・・・・いちゃつき過ぎだ・・・・・電車が出発する前からこの有様である。出発の頃には一戦おっぱじめてるんじゃねぇかってぐらいの勢いだ。性の乱れは国政の乱れ・・・・・・元風紀委員長のボクは帰りの電車内で「とっととヤっちまえ!」とココロで唱えました。欲望呪文を唱え続けるうちにボクは眠りについていた・・・・・目を覚ましたら、また汚い景色が広がっているんだろう。
 
 
~あとがき~
 
何かを得るためには、それと同等の代価が必要・・・・・・それが錬金術における『等価交換』というものらしい。ボクはこの旅で何を得て、何を代価として支払ったのだろう・・・・・たぶん2900HKDを代価にピアスを得たのだろう・・・・・・・・単純な等価交換の旅でした。
 
 
ボクの名前は黒爪バンビ・・・・・ボクでよければ案内するぜ。
 

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このページは、blogadminが2009年5月11日 11:23に書いたブログ記事です。

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